2015/03/10

以前プレイしたSLG

The Banner Sagaが非常に面白い。
それで、何となく以前にプレイしたSLGのことを書いてみたくなった。

4つの作品の雑感を書いたので結構長い。

SLGは結構好きなので色々やった。
特に面白かったと思うのは以下。

○オウガバトルシリーズ
 タクティクスオウガ・タクティクスオウガ外伝・伝説のオウガバトル・オウガバトル64
○ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
○魔装機神 THE LOAD OF ELEMENTAL(SFC版)
○FRONT MISSION ALTERNATIVE
○ブリガンダイン グランドエディション
○ベルウィックサーガ
○羅刹 alternative

タクティクスオウガを始めとして、有名どころは書くまでもない。
おそらく、魔装機神から下の4つが上のものほど知られていないかな。
どれも名作だと思うので、この4つを取り上げる。


・FRONT MISSION ALTERNATIVE
 フロントミッション系列で唯一のRTS。(たぶん)
 アフリカを舞台とし、様々な思惑がうごめく中、一軍人として戦い抜く。
 移動地点と行動方針のみを指示し、戦闘はAIが自動で行う。
 装備の選択と移動経路がすべて。

 とにかくストーリーが渋い。
 そして、プレイヤーが上手いほどエンディングが早まるという斬新な試み。
 2週目をやってみて、
 6面をクリアしたところでエンディングがきたときには本当にびっくりした。
 真エンディングを見たければ、むしろ下手なプレイが必要なので、
 1週目こそ真エンディングを見やすいという不思議なゲームだ。
 それなりの難易度はあるので、初プレイならわざと手を抜く必要はないとは思うけど。

 欠点を挙げるなら、若干AIの頭が悪いことくらい。
 建物や高低差にひっかかって動けなくなることがあるので、
 複雑な地形を通る場合は気をつけて見てやらないといけない。
 でないと、ずっと反復横とびしてるんで…

 システム上、完璧な攻略を求めてはいけないので、
 泥と血で塗れた戦場で起きる物語を楽しめる人に向いている。



・ブリガンダイン グランドエディション
 ターン制の国取りゲーム。
 基本的には部隊の配置と侵略・防衛のみのシンプルな作りで、
 政治的なものは一切ない。
 (部下を冒険に出させて、アイテムや新たな仲間を探させるくらい)

 将軍の反逆によって6つに分かれた国から好きな国を選び、
 再び統一するのが当座の目的。
 グランドエディションにて、当の将軍を選択できるようになった。

 難易度は高くない。SLGに慣れているなら楽勝かも。
 強キャラやAIに有効な戦法などがあるので、
 それがわかってしまえば、統一までは消化試合になる。
 ただ統一後が大変で、生半可な鍛えようでは詰まる。

 ちなみに、私はエストレガレスでモンスター禁止縛りをやった。
 序盤が苦しいけど、ニンジャさえそろえば統一まではいける。
 その後は絶対無理ゲーだけど。

 欠点として、「トンデモ声優」が何人かいることが挙げられる。
 あの双子の魔法使いとか…
 私はそこも含めて楽しんだ。
 まあ、メインキャラは有名どころの声優ばかりなので問題ないと思う。

 登場キャラが多く、イベントも多いため、その辺が楽しめる人向け。
 キャラ絵を見てピンと来たなら購入するといい。
 SLGとして見ると、縛りプレイでもしないと物足りないと思う。

 こうやって感想を書いてみると、ほとんどキャラゲーだな。



・ベルウィックサーガ
 独自のターン制を採用しているSLG。
 圧倒的な難易度と、完璧なバランス調整を施された作品で、
 特に続編をやってみたいゲーム。
 こんなにやりごたえがありつつ、
 攻略方法が無数にあるゲームはなかなかないと思う。

 普通のSLGに慣れてると、
 「どいつもこいつも命中率60%とかふざけてんのか!」と思うだろうけど、
 やっている内に、むしろそこがいいと思えるはず。
 それを何とかする方法だっていくらでもあるし。

 あと、武器もぽっきんぽっきん壊れる。
 しかも、レアアイテム以外は壊れたら消滅する上、
 修復するにも超レアアイテムが必要。
 こっちは苦手とする人が多いかも。
 ただ、これのおかげで強い武器をぶんぶん振れないようになっている。

 武器の不足は、敵兵を捕縛して身包みをはがすことで補っていく。
 しかも捕虜は金銭と交換できるので、一挙両得である。
 ただ、捕縛の条件がやや厳しいので、そこも慣れが必要。
 全捕縛プレイという苦行を成し遂げた人もいるとかいないとか…

 仲間になるキャラクターも多く、それぞれにしっかりイベントが用意されているので、
 どのキャラクターにも愛着が持てると思う。
 しかも、「役に立たないヤツ」がいない。(愛が必要なヤツはいるけど…)
 ステータスやスキルでうまく差別化され、早熟型・晩成型などの区別もある。
 特に、晩成型は大きく化けるので、
 しっかり面倒を見てやった苦労以上のものが返ってくる。

 多くのマップが力押しではまず突破できない作りなので、ちゃんと考えないといけない。
 そして、答えは複数ある。
 自分でこれだというものを探しながらプレイするのが非常に楽しかった。
 そのため、クリアしたときの達成感は他のゲームよりずいぶんと大きいと思う。

 欠点を挙げるとするなら、戦闘時のグラフィックが地味なことくらい。
 スキルや必殺が発動するとそれなりの演出もあるけど、
 通常攻撃だけだと、SFCの聖戦の系譜より地味かもしれない。
 一発叩いたら戦闘終了、ということも多々ある。(このゲームの反撃システムのため)
 私は嫌いじゃないけど、せめてもう少しカメラが寄ってても良かったとは思う。

 何はともあれ、難易度はずば抜けて高い。
 私が知っている中でこれほど難しいものはないくらいだ。
 トラ7も難しいと聞くがやったことがない。

 難しいSLGをやりたいなら、一番にこれをお勧めする。
 ぜひ、プレイしながら頭を抱えてください。



・羅刹 alternative
 遠い未来を舞台にしたSF物のRTS。
 傭兵部隊の頭となり、8人ほどの仲間を指揮してマップを攻略していく。
 もとはPCゲームで、それをコンシューマ版(PS2)として発売したもの。
 2作品を合体させていくらかリメイクしてある。
 正直に言って、コンシューマ版が出ていなければ一生やっていないゲームだ。

 というのも、PC版のはキャラ絵が独特で私には向いていないから。
 PS2だと、同じキャラがこうなった。

 難易度はそこそこ。(一部のミッションは異常なほど難しい)
 システム的には特に目立った点はない一般的なRTSじゃないかと思う。

 使える武器はある程度決まっていて、使えない装備が多い。
 一方で、仲間キャラは数がそろっている上、好みの人(アンドロイド)を使える。
 生体装甲の進化(いわゆるクラスチェンジ)も好きにすればいい。
 ただ、飛行型はいるといないとで難易度が変わる。

 このゲームは世界観がメインだと思う。
 そういう意味ではFRONT MISSION ALTERNATIVEと同じ。
 生体装甲の絵だって滅茶苦茶カッコイイ。(進化時に一瞬しか見れないけど)
 周回プレイを前提としていて、引継ぎや特典があるのもよかった。
 確か、6週くらいはしたと思う。
 エンディング分岐もある。

 ただ、欠点として操作性の悪さがある。
 もとがPCゲームだったせいで、マップ上での操作がマウスを使用することを前提と
 したままになっており、コントローラーではやや操作しづらい。
 まあ、時間を停止することができるので大きな問題にはならないが、
 少し慣れが必要だと思う。

 PC版では羅刹 弐も出ているので、ぜひコンシューマ版でやってみたい。



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