2015/10/10

翻訳作業で使うツール

突然だが、google翻訳とexcite.翻訳とWeblio翻訳を比べてみた。
追記)Nifty翻訳に関する記述を追加。私の感想を若干変更。

すでに多くの人が色々な翻訳ツールを比べてきたのだろうが、私もやってみたくなったので。

例として、モーンフォースタイ(Mornforth taing)という場所の説明文を放り込んだ。
真ん中の細長い陸地がモーンフォースタイ。左上の大きな土地が北極だと思ってもらえれば良い。


(原文(一部抜粋))
Mornforth Taing could be considered, all things relative,
the most reasonable place to settle in the far north, if there were any reason to do so.


(google翻訳)
Mornforth Taingは、そうする理由があった場合に最も合理的な場所は、
はるか北に定住するために、すべてのものは相対的な、考えることができます。

(exite.翻訳)
Mornforth Taingは、もしそうするいくらかの理由があるならば、
遠く北に落ち着くために、最も妥当な場所 と考えられうるであろう相対的なすべての物。

(Weblio翻訳)
Mornforth Taingは考慮されることができました。そして、そうする理由があるならば、
最も理にかなった場所で遠い北に定着するために、すべてのものが相関的でした。

(Nifty翻訳)
Mornforth Taingを考えることができました、何かそうする理由があるなら相対的で、
最も妥当なものが遠い北に住みつくように置くすべて。


単語の訳し方にはほとんど違いがない。
大きく違うのは「文の繋ぎ方」だ。
上記の文で言うと、下線部をどこにどう入れているかという点。
Nifty翻訳だけ、なぜか"all things relative"を解体してしまっているが。


さて、「意味が理解できるのはどの文章ですか?」という質問をしたら
皆さんはどれを選ぶだろうか。

自分の中でぼんやりと言いたいことがわかる文章でいい。


先入観を与えたくないので、私の翻訳と意見は畳む。




私はこう翻訳した。

(私の翻訳)
万が一北の地に生活の拠点を築くならば、状況を総合的に勘案すると、
このモーンフォースタイがもっとも妥当な場所だと考えられる。


地図における説明用の文章なので、私の翻訳は堅苦しいな。
要は、「もしも北の地で暮らすなら、ここが一番マシですよ。」という文章だったわけだ。



では、翻訳ツールに対する個人的な感想というか使い心地を。

Weblioは正直に言って使わない。
翻訳の候補がいくつか出るという仕様なのだが、
どれも似たり寄ったりであまり意味をなしていないし。
今回の翻訳は、まさに機械翻訳という形だな。
ちなみに、単語を調べる上では非常に重宝している。
ほぼ100%ここ。

google翻訳だが、こちらもいまいち。
今回の翻訳を見ると、Weblioと大差ない。
Bloggerをやっている身分でこの不届き者めが、と誰かに言われそう。

excite.翻訳が私は一番だな。
今回の翻訳の中ではもっとも日本語"らしい"と思う。
文の最後の「相対的なすべての物」が意味不明とは言え、
その前まではそれなりの形になっている。
翻訳に困って使うならとりあえずここかな。

Nifty翻訳だが、こちらの情報サイトで見た限りだと、
文中にコンマがひとつしかない10ワードほどの短文では最強。
あちらでは、excite.翻訳が実にエキサイティングな翻訳をしていたな。
そういうわけで期待したのだが、こちらでは他と大差ない結果に。
やはり長文は難しいか。



Nifty翻訳の結果を受けて気になったので調べてみたが、
どうやら"all things relative"が彼らには理解しにくい部分だったらしい。
その部分を除いた以下の形だと、4者でほぼ同じ意味のわかる翻訳が出た。

Mornforth Taing could be considered the most reasonable place to settle in the far north,
if there were any reason to do so.

文語として整った形を翻訳するなら、能力に大差はないというのは当然か。
形の悪い長文を入れると五十歩百歩の翻訳が出るというのなら、
短文最強のNifty翻訳を使うのが良いのかもしれない。


もし他に無料で使える良いツールがあったら教えて。

2 件のコメント:

  1. 最近、翻訳サイトを比較した記事を見かけたのでリンクを貼っておきます。
    記事では意外にもNifty翻訳が優秀、という結論になってますが、どうなんでしょうね。

    往年の謎に決着をつける、最強の翻訳サイトは結局どこなのか徹底比較してみた
    http://trivialnews.net/post-1128/

    返信削除
    返信
    1. ご紹介の記事を読みました。
      excite翻訳のルー大柴ぶりに笑ってしまいました。
      それに対してNifty翻訳は中々のものですね。

      ちょっと使ってみようと思います。

      削除